九州グラウンド株式会社

施肥 散水 刈込 刈高 除草 病害虫 目土 芝張替


 きめ細かなメンテナンスで生育を促し、ベルベットのような緑を保ちます。
芝生管理の基本は、刈込、施肥、潅水、除草、更新などの作業があげられます。メンテナンスの実施時期や頻度など、目的に合わせて決めることが重要なポイント。例えば、芝生の管理レベルが年間2〜3回程度の刈込しかしない道路の緑地と、毎日刈込をするゴルフ場のバッティンググリーンでは生育状態に大きな違いが出てきます。「芝は刈らねばタダの草」といわれるように、刈込をすることでその価値が高まるため、正しいメンテナンスは芝生にとっては欠かせません。
■施肥
・肥料の種類
    普通化成(表示がN-P-K=8-8-8程度のもの)肥料の効き目を長くするには、緩効性肥料(エルトロセブンがお薦めです。)生育期に葉が黄色く、とりあえず緑色を出したい場合は、鉄剤を少量散布してください。(窒素肥料と混合すると効果があります。)
・使用機種
    専用散布機を使用してムラなく散布してください。播きムラがあると、芝の生育に差が出て、緑の濃い部分と薄い部分の色のムラが出ます。また、一箇所に肥料が集まると、葉が肥料焼けを起こして葉が黄色くなり、芝生がダメージを受けます。
・施把量
    年3回以上が理想です(普通化成)。芝生1平方メートルにつき8-8-8で40〜60g、10-10-10で30〜50g程度が1回散布量です。エルトロセブンは春か秋に年1回散布(60g)です。休眠前に肥料分を与えることはビクトールの特長である秋の色持ちを長くします。
・散布
    均一に散布して下さい。生長の悪い所はやや多めに、雑草のある所は少なめに散布して下さい。
    日当たりの悪い部分は施肥量を日の当たる場所の半分程度に減らして下さい。芝刈後、散布して下さい。
■散水
・使用機種
    散水車もしくは既存の散水栓を利用して下さい。
・散水
    張芝直後の養生期間(2週間程度は散水が必要)以外通常は散水の必要はありませんが、晴天乾燥が続き、葉にしおれの症状(葉が巻いてくる)が見られたら、すぐに散水して下さい。また、高温時の日中散水は避け、できるだけ午前中の涼しい時間帯に、葉だけでなく土にも水が浸透するよう充分に散水を行って下さい(5mm/平方メートル以上)。冬場も適度に水分がある方が、緑色を保ちます。
■刈込
・使用機種
    リールモア、ロータリーモア、刈り払い機などの芝刈機械を使用して下さい。
リールモア
長所:仕上がりがきれい。
短所:刃の研磨など修繕に手間がかかる。
ロータリーモア
長所:刃の研磨は容易で、作業も楽。
短所:芝の葉先の切り口が粗い。
    低刈りが出来ない。
刈り払い機
長所:安価で、修繕も容易。
短所:大まかであり、刈高が合わせられない。
■刈高
    ビクトールは20〜30mm程度の刈高が最も適しています。日陰部分は元々草丈が伸びますが、刈高を50〜70mm程度に日当たりの良い場所より若干高めにして下さい。しかし、生育状態が良く草丈が高い場合(50〜100mmぐらい伸びた場合)は、草丈の1/3以上刈り飛ばさないようにして下さい。すなわち、草丈が100mmある場合は、草丈を70mm程度までの刈り込みとし、刈込回数を増やし、少しずつ刈り込んでいき、草丈を調節して下さい。1/3以上刈り飛ばすと、軸刈りになり、生長が悪くなったり、元に戻るのに時間がかかります。生育にムラがあり、草丈が場所によって異なる場合は、一度に刈高を合わせず、施肥と刈込作業を追加し、徐々に草丈を調節して下さい。
    注意点※刈りカスはできるだけ集め、場内に残さないようにしてください。病気や害虫発生の元になります。
■除草
    薬剤を使用できる場合、散布機を使用して雑草の種類に応じて除草剤を選んで散布してください。除草剤の種類、薬量、時期を誤ると薬害により芝生がダメージを受ける場合がありますので、注意してください。初春、晩秋に発芽前土壌処理剤を散布するのが良いと思われます。除草剤が使用できない場合は、手取り除草を行ってください。雑草を刈り込みにより刈り飛ばすことも可能ですが、また雑草が生えてきますので手取除草をこまめに行うことが、最もきれいに雑草を除去できる方法です。
■病害虫
    発生した時に対応して下さい。ただし、病害は発生してからでは根本から防除できません。薬剤散布が可能ならば、病害予防として春・秋に殺菌剤を敢布して下さい。また、病害が出てからは、病原菌をなくすことはできませんが、殺菌剤を病斑に部分的に散布して病気の進行を抑えて下さい。また、日頃の予防策としては刈込後に刈りカスを取り除くことや更新作業をするなど排水性を良好にすることが必要です。微生物資材も効果があります。虫害に関しては、発生時に殺虫剤散布となります。殺虫剤が使用できない場合、害虫の予防策としては高圧電撃殺虫器やフェロモン誘引剤、天敵生物利用などがあります。
主な病害
ラージパッチ リゾクトニア性春はげ症 象の足跡

(主な病害虫)
■目土
・使用機種
    目土散布機を使用してください。部分的には一輪車により小運搬、手播きになります。
散布機
散布機
・目土量
    厚目土にならないよう目土量を設定して下さい。目安は茎の部分に目土が被るようにし、葉の部分は被らないようにして下さい。凹部分は目土により芝面の凹凸を修正して下さい。
・散布
    床土と同じ土壌を使用して下さい。散布時期は更新作業直後に行うことが望ましく、芝刈前には行わないで下さい。また、散布後竹ぽうき等で目土をよく芝生にすり込んで下さい。
・更新作業
    芝生面は長い間使っていると土がかたまり、通気不良となり、芝生の根の発育が非常に衰え、老化が早くなります。そこで、芝生の状態が悪かったり、床土が硬くなっている(芝生を−部剥がして硬さを見て下さい。…目安として山中式土壌硬度計で20mm以下が芝生の適した硬さです。)場合など、改善が必要とされる場合に行って下さい。芝生表面に穴を開けたり(コアリング)、切り込みを入れたり(スライシングやシャッタリング)することにより、土の固結や透水性を改善します。トラクター牽引のアタッチメントタイプなどが容易です。必要な更新作業に合わせて、機械等を選んで下さい。目的に応じて更新作業機械は異なりますが、何らかの更新件業をすることで芝生の状態は改善されますので、何らかの更新作業機械があるならば、それを使って下さい。コウライ系なので、芝がマット化(ふわふわになる)する場合があるので、その場合はバーチカルカットなどの更新作業を行って下さい。
コアリング機 バーチカルモア
(更新作業の大まかな分類)
コアリング

土壌の穴あけ及び抜き取り

固結緩和、通気・透水性の改良 一般的によく用いられる
スライシング 切れ込みを入れる 通気・透水性の改良 効果はやや小さいが手軽
スパイキング  スライシングより浅い切れ込み 表層の固結緩和、生長促進 回数が必要
シャッタリング  刃を土中で振動させながら通す 耕耘、排水改良 芝生表面の痛みが少ない
バーチカッティング 浅い切れ込み及び芝屑の掻き出し 萌芽促進、芝屑の除去 土壌より芝生の改善が目的
(更新作業機械図)
■芝張替
・方 法
    回復の見込みのない裸地化した部分の補正を行います。回復の見込みのない部分は、土を掘り 返し地下茎及び根が全く残っていない状態のことを指します。春先の張芝適期に行って下さい 張替はベタ張り(目地を開けない100%張り)して下さい。痛んだ部分を除去し、床土と同じような土 で高さを合わせ、張芝を行って下さい。張芝後、転圧・目土・散水(2週間程度は毎日散水)を行って人 の出入りを避け、養生期間(1ケ月以上)を設けて下さい。
    注意点※過度の擦り切れによる裸地部分は、常に踏圧のかかりやすい場所なので、毎年同じような状況になると考えられます 。定期的な張替を行うか、部分的に擦り切れ防止用ゴムマットや人工芝を敷くなどして対応して下さい。





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