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北港道南部〜九州,朝鮮,中国東部に分布する。全ての暖地型芝草中、分布が最も北に及び,耐寒性は最強である。ノシバは本属中、最も大柄で、葉幅広く,草丈10〜20cm程度,長いほふく茎による増殖が旺盛である.環境適応性が高く,やせ地にもよく耐えて生育する.芝生としては比較的粗であるが,強健で踏付けにも強く,利用の激しい芝生や,大面積の地表面保護等の粗放管理的な利用に適する.わが国では古来より日本庭園に用いられてきた.近年.米国でもその強靭な性質が注目され,利用が図られている.増殖は通常,栄養繁殖によっているが,採種も行われており,NaOH等の前処理によって種子の通気,通水性を高めることにより発芽率が向上し,実用的な種子繁殖も可能になっている.耐寒性が高い反面,寒さに対する適応反応として秋の枯れ上がりが早く,春の萌芽も遅いのが欠点であるが,近年,緑色保持性の高い品種の育成も進められている.
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ノシバに比べ小柄で・草丈5〜15cm程度、ほふく茎の分枝が多く、より緻密な美しい芝生をつくる。性質はノシバよりやや弱く、全般的な性質はノシバとビロードシバの中間である。九州南西部〜東南アジア、インドにかけて分布し、元来、休眠性が浅く、特に南方産のものほど冬季の緑色保持性が高い。反面、耐寒性はやや劣ることになり、利用可能地域も東北南部までである。わが国では、北海道を除き、一般芝生、競技場芝生等として最も広く利用されている種類である。沿岸地に自生があり、耐塩性が高い。コウライシバは利用上、葉幅の広いもの(2.5〜
4mm)を”中芝”、狭いもの(1〜2.5mm)を“小芝”と分けて呼ぶことがある(この場合、ノシバは‘大芝’、ビロードシバは”細芝”と呼ばれる)一般に小型のものほど性質が弱く、観賞向の利用となる。 |
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西インド諸島の原産であるが、現在は広く北米南部、中南米、アフリカ、ヨーロッパ南部、東南
アジア、オーストラリアの暖地で利用されている・草丈10〜15cmの低性で地上ほふく茎により極 めて旺盛に拡がり、幅広の葉によって地表面を密に覆い,ほとんど雑草の侵入を抑える.土壌もあ
まり選ばないが・肥沃な適湿地で生育がより良い。耐陰性は暖地型芝草中、最も高く、また耐塩性 が強いことも特徴で,沿岸地の地被にも適する.
芝生としては草質は粗いが・踏圧にも強く・除草・刈込みの要が少ない低管理型の芝草として有 用であり、九州〜沖縄の暖地で一般芝生等に用いられている.沖縄ではコウライシバについで利用
が多い.耐寒性は日本芝より劣るが,関東中部付近まで十分、越冬可能であり,秋の緑色保持性も よい.今後、暖地の地表面被覆等にもっと利用が図られてよい種類であると思われる.増殖は栄養
繁殖による. |
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利用上、特に踏圧に強いことも特徴の1つであり、使用頻度の高い一般芝生,競技場芝生等に適
するが、地上ほふく茎が浮き上がる性質があり、芝生としてよい状態を維持するにはやや集約管理 を要する。広い空地の地表面保護等にもよく使われている。
わが国での利用は主に関東以南の温暖地に限られる、また、冬季の休眠期間が長く、その間、寒 地型芝草をオーバーシードして利用することがある。 |
| アフリカンバミューダーグラス |
| 南アフリカに産し、より高温を好む。4倍体のバーミューダグラスに対し本種は2倍体で、バー ミューダグラス類中、最も小柄、淡緑色で繊細な美しい芝生をつくるが、ほふく茎による拡がりは
遅く、小規模な庭園等に適する。本種はそれ自体よりもバーミューダグラスとの交雑による“ハイ ブリッド・バーミューダ”の親としての方が重要である。両種の自然交雑種(C.x
magennissi)も知 られているが、米国で交雑により育成されたハイブリッド・バーミューダ”ティフトン”は両親の
優良形質を合わせもち、生育早く、かつ低性・緻密で濃色の芝生をつくり、踏圧にも強く、近年、 公園、競技場芝生等に広く使われている。”ティフトン”は3倍性による不稔や、優良形質維持の
ために栄養繁殖される品種が多い。冬季の緑色保持性が高められている反面、低温耐性はバーミュ ダーグラスよりやや劣る。また、肥料要求性が大きい. |